今、医学部合格をめざして、がんばっている受験生の方には、もう遅いので、4月以降、合格した大学のキャンパスで、各自、対策を考えてください。
でも、まだ、高校1、2年生の段階の方々には、ぜひ、知っておいて欲しいことがあります。
医師をめざして、医学部に入学した学生の中に、高校時代、生物を履修していない方が少なくないそうです。医学部の入学試験で、理科の選択科目に生物を選ばなかった、ということではなくて、そもそも、高校で、一切、生物を勉強していない学生が、医学部に進学しているという、驚愕の事実があると、ある教授の先生から、教えていただきました。
「そんなの当然だよ」「医学部の教員が、高校の教育課程を知らないのか!」「そんなの関係ね〜(オッパッピね)」という方もあるかもしれませんが、医学部で教育をやっている側から言えば、基礎的な生物は、高校で全員が学んでいると思っているので、びっくりなのです。自分が高校生だったときは、生物の基礎は、1年生で全員必修だった。
高校の生物の知識が医学を学ぶのに必要なのか?といえば、「細胞には核がある」、「遺伝子の本体はDNAである」、「タンパク質は、細胞の構造だけでなく酵素として機能に関係している」、「DNAは、そのタンパク質の構造を暗号化しているもので、それにより、形質が遺伝される」、「細胞膜は脂質でできているので、脂溶性の物質は細胞内に入りやすい」などは、医学部の専門教育を学ぶ前の生物学の常識、として、こちらは考えています。いや、クイズ番組に出題されるような、一般常識かもしれません。
高校側は、大学進学率や医学部合格数を競っているところがあり、また、文部科学省の教育改革で、授業時間数が削減されたこともあり、教える内容を「効率化」しているのかもしれませんが、医学部に進学してくるような学生の出身校は、そんなに授業時間数を削減してないだろうから、やはり、「教育内容の効率化」をしているのだと思います。その基準は、大学入試、ですかね。これって、去年問題になった、「世界史」履修問題と根は同じか。生物が入試では選択科目だから、教えなくていいな、って?
大学入試を改善すると、高校教育内容が改善されるということ?
意味は、わかりますが、それって、具体的には、医学部の入学試験に、生物を必修科目とするということになりますが、受験生の負担増になるのではないかなあ。高校教育の目的って、大学入試突破だけだったっけ?
高校の先生たちも、「私たちも、本当は、そうは思っていない」って、きっとおっしゃるだろう。私たちも、求められていることに合わせていった結果、こうなったのですと。結局、この国の社会の考え方、が、いびつなのかもしれない。
いずれにしろ、子供たちが気の毒だ。
医学部の専門教育が始まると、「講義内容が高度で、わからない」と言っている医学生がいるのも当然か。
大学に入ってくるまで、高校、中学と、「勉強というのは、評価対象の部分、試験に出る部分、だけを効率よく対策することだよ。それ以外のことをやったら、損だよ」って、教えられてきているのかもしれない。
勉強したことに、無駄や損、非効率なことって、あるのかなあ。効率がいいとか、悪いとか、そのような評価、教育に合致することなのかなあ。
そういえば、先日、「心臓」のチュートリアルの試験問題に、「胎児の循環について、成人と違うところを強調して、図示しなさい」という記述問題が出題されていましたが、正答率がよくなかったなあ。もちろん、試験の前には、先天性心疾患も重要事項として学習してもらっていたので、心臓奇形を学ぶためには、その前に、そもそも、胎児の循環や心臓の発生学に疑問をもち、勉強してくれると思うんだけれど。
それって、効率、悪いのかなあ。学習って、「このことがわかりたい、知りたい」、「そーか、そういうことだったのか!」って、感じながら、やっていくのじゃないのかなあ。試験に受かるために、学習するの?
そもそも、医学専門教育の授業が始まって、「おや、こりゃ、大変だ」、「わからないなあ」って、感じたら、「自分に生物学の基礎知識がないからかも」って、考えて、生物学の基本を自ら学び始める、ってのを期待したいなあ。。高校の生物の範囲なら、1ヶ月もあれば、マスターできるでしょう。大学生なんだから。入試に生物がなかったこと、よかったと、思いながらね。
医学部の専門教育を、1−2年生に前倒ししていくのが流行していますが、学生たちの現状をみれば、「効率」悪いかもしれません(笑)。もちろん、医学部の先生が、高校レベルの生物学を、大学の講義で改めて教えなおすなんて、愚策だと思います。やっぱり、高校の生物の先生や、一般教養の生物学の、専門の先生たちに教えてもらうほうがいいでしょう。学生たちも、医学部の授業料がもったいないと思ってください。
生物や世界史に限らず、もっと、いろんな知識を貪欲に吸収して欲しいなあ。
「あとで、役に立つから」とか、「医師に求められることだから」、というような視点ではなくてね。もちろん、「チュートリアルの試験に出るから」ではなくてね(笑)。
でも、まだ、高校1、2年生の段階の方々には、ぜひ、知っておいて欲しいことがあります。
医師をめざして、医学部に入学した学生の中に、高校時代、生物を履修していない方が少なくないそうです。医学部の入学試験で、理科の選択科目に生物を選ばなかった、ということではなくて、そもそも、高校で、一切、生物を勉強していない学生が、医学部に進学しているという、驚愕の事実があると、ある教授の先生から、教えていただきました。
「そんなの当然だよ」「医学部の教員が、高校の教育課程を知らないのか!」「そんなの関係ね〜(オッパッピね)」という方もあるかもしれませんが、医学部で教育をやっている側から言えば、基礎的な生物は、高校で全員が学んでいると思っているので、びっくりなのです。自分が高校生だったときは、生物の基礎は、1年生で全員必修だった。
高校の生物の知識が医学を学ぶのに必要なのか?といえば、「細胞には核がある」、「遺伝子の本体はDNAである」、「タンパク質は、細胞の構造だけでなく酵素として機能に関係している」、「DNAは、そのタンパク質の構造を暗号化しているもので、それにより、形質が遺伝される」、「細胞膜は脂質でできているので、脂溶性の物質は細胞内に入りやすい」などは、医学部の専門教育を学ぶ前の生物学の常識、として、こちらは考えています。いや、クイズ番組に出題されるような、一般常識かもしれません。
高校側は、大学進学率や医学部合格数を競っているところがあり、また、文部科学省の教育改革で、授業時間数が削減されたこともあり、教える内容を「効率化」しているのかもしれませんが、医学部に進学してくるような学生の出身校は、そんなに授業時間数を削減してないだろうから、やはり、「教育内容の効率化」をしているのだと思います。その基準は、大学入試、ですかね。これって、去年問題になった、「世界史」履修問題と根は同じか。生物が入試では選択科目だから、教えなくていいな、って?
大学入試を改善すると、高校教育内容が改善されるということ?
意味は、わかりますが、それって、具体的には、医学部の入学試験に、生物を必修科目とするということになりますが、受験生の負担増になるのではないかなあ。高校教育の目的って、大学入試突破だけだったっけ?
高校の先生たちも、「私たちも、本当は、そうは思っていない」って、きっとおっしゃるだろう。私たちも、求められていることに合わせていった結果、こうなったのですと。結局、この国の社会の考え方、が、いびつなのかもしれない。
いずれにしろ、子供たちが気の毒だ。
医学部の専門教育が始まると、「講義内容が高度で、わからない」と言っている医学生がいるのも当然か。
大学に入ってくるまで、高校、中学と、「勉強というのは、評価対象の部分、試験に出る部分、だけを効率よく対策することだよ。それ以外のことをやったら、損だよ」って、教えられてきているのかもしれない。
勉強したことに、無駄や損、非効率なことって、あるのかなあ。効率がいいとか、悪いとか、そのような評価、教育に合致することなのかなあ。
そういえば、先日、「心臓」のチュートリアルの試験問題に、「胎児の循環について、成人と違うところを強調して、図示しなさい」という記述問題が出題されていましたが、正答率がよくなかったなあ。もちろん、試験の前には、先天性心疾患も重要事項として学習してもらっていたので、心臓奇形を学ぶためには、その前に、そもそも、胎児の循環や心臓の発生学に疑問をもち、勉強してくれると思うんだけれど。
それって、効率、悪いのかなあ。学習って、「このことがわかりたい、知りたい」、「そーか、そういうことだったのか!」って、感じながら、やっていくのじゃないのかなあ。試験に受かるために、学習するの?
そもそも、医学専門教育の授業が始まって、「おや、こりゃ、大変だ」、「わからないなあ」って、感じたら、「自分に生物学の基礎知識がないからかも」って、考えて、生物学の基本を自ら学び始める、ってのを期待したいなあ。。高校の生物の範囲なら、1ヶ月もあれば、マスターできるでしょう。大学生なんだから。入試に生物がなかったこと、よかったと、思いながらね。
医学部の専門教育を、1−2年生に前倒ししていくのが流行していますが、学生たちの現状をみれば、「効率」悪いかもしれません(笑)。もちろん、医学部の先生が、高校レベルの生物学を、大学の講義で改めて教えなおすなんて、愚策だと思います。やっぱり、高校の生物の先生や、一般教養の生物学の、専門の先生たちに教えてもらうほうがいいでしょう。学生たちも、医学部の授業料がもったいないと思ってください。
生物や世界史に限らず、もっと、いろんな知識を貪欲に吸収して欲しいなあ。
「あとで、役に立つから」とか、「医師に求められることだから」、というような視点ではなくてね。もちろん、「チュートリアルの試験に出るから」ではなくてね(笑)。


私は、大学(理工学部)を卒業して3年経ち、今医学部を受験しようとして勉強中です。
センター試験を前に受けたのは10年近くも前なんですが、有名な進学校であった母校では、1年生から理系であるにも関わらず選択できる理科は2教科のみでした。
先生が物理・化学を勧めるので、8割の生徒は物理・化学の履修でした。医学部志望も含めてです。
学士編入を受けようと、高校生物を紐解いてみると、知らないことばっかりで眼からウロコ状態でした。人体のことなど、自分自身の日常生活にも関わりうるのだから、もっと中学・高校の基礎教育で生物を重視して欲しいものです。もちろん、医学部など医療の道へ行くならなおさら、と思います。
だから最近、センターで理科3科目を要求する医学部が増えたのでしょうか。